1月13日、台湾では総統選挙と立法委員選挙が行われ、民進党(民主進歩党)が辛くも勝利しました。この選挙については日本でも詳しく報じられていましたが、実は台湾の今後の政局を占う上で、本当の山場は2月1日にやってきます。今年5月20日に行われる新総統就任式を先んじて、この日、台湾の立法院(日本の国会に相当)会議が召集され、立法院長と副院長が選出されるからです。民進党は政権を維持しましたが、立法委員の議席数では国民党(中国国民党)に屈しました。もし、国民党から立法院長が選ばれれば、公平かつ中立的な立法院の秩序を維持するのは難しく、「ねじれ国会」が予想されています。本稿では、今回の台湾総統選挙と立法委員選挙の結果を通して、今後起こり得る立法院会議の混迷を展望してみます。
Source: ダイアモンドIT
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