モノづくりの核心は“心でつくる”こと。井浦新×阿部広太郎
企画、キャスティング、撮影、編集……たくさんの人の力をつないで完成を目指していく広告。
スタートからゴールに向かうまで、どんな気持ちで取り組んでいるのか?そこにはどんなドラマがあるのか?
広告に託した思いをもっと知りたいという一心で、出演者の方や、つくり手の方に、コピーライターの阿部広太郎氏がお話を伺っていく、電通キャスティングアンドエンタテインメントの連載企画「広告のtasuki」。
前回に引き続き、俳優として活躍する井浦新さんとの対談をお送りします。
クリエイターのセンスを信じて任せてみる
阿部:井浦さんはサステナブル・コスメブランド『Kruhi』を立ち上げていますが、自社の商品を魅力的に伝えようとする時、今まで広告に出演してきた経験は活きていますか?
井浦:現在、僕が監督したプロモーションビデオがいくつかあるのですが、そこに活かされています。具体的には、広告は商品を見せることが基本ですが、あえて商品を見せないという意図をもって演出している点です。
阿部:大胆な考え方ですね。
井浦:僕がクライアントになることもあるのですが、その時は自分がやりたいことを自由にやろうと決めています。なので、最初は座組から考えます。例えば、普段はスチールのカメラをやっている写真家の友人に対して
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