子供の人数がどんどん減っているのは全国的な傾向であり、この市でも同様な傾向にある。学校も統廃合が進んでおり児童数の減少は如実である。市教育委員会は減少に歯止めをかけるべく様々な施策などを考案したが、どれも今一つと判断され新たな施策を求められていた。広く市民からもアイディアを募集し、危機的状況にある児童数の減少の認知を図るとともに目玉施策の募集を続けた。そしてついに統廃合される学校に一つの目玉施設を作ることが決まった。「この度アメリカのID社からアメリカ製保健室を無償で提供していただくことになった」「無償とは太っ腹ですな」「新製品ということだ。無償提供を宣伝に使うつもりなのだろう」「それでアメリカ製保健室は従来のモノとどう違うんだ?」「見た目もそれほど変わらんし、それが良く分からんのだ。敢えて言うならベッドがキングサイズということぐらいか」「備品もそれなりに充実しているようだな」「ああ、部品は全部日本製だがな」(410文字)続きをみる
Source: Note 起業ニュース
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