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花王ミュージアムが伝える“清浄”の文化史と“正道”の志

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企業ミュージアムは、「ミュージアム」というアカデミックな領域と「企業」というビジネス領域の両方にまたがるバッファーゾーンにある。そして運営を担う企業の広報、ブランディング、宣伝、人事などと多様に連携する組織である。本連載では、企業が手掛けるさまざまなミュージアムをPRのプロフェッショナルが紹介し、その役割や機能、可能性について考察したい。

花王の本社は東京・日本橋茅場町に位置するが、東京にもう一つある事業所が、墨田区文花の「すみだ事業場」だ。現在、花王の研究開発・事業・サプライチェーン・管理部門等が入っている。JR亀戸駅から徒歩圏にあるこのすみだ事業場内に花王ミュージアムはある。本稿では、このミュージアムが果たす役割について考察していく。

取材と文:齊藤国浩(電通PRコンサルティング)


花王のすみだ事業場/花王ミュージアム 外観 (写真提供:花王)



生活者との距離の近さを重視

花王のすみだ事業場は1923(大正12)年に吾嬬町工場として操業を開始し、2023年8月に100周年を迎えた。すみだ事業場内の東京工場は、2023年10月から新たな事業や挑戦に向けた支援を行う「インキュベーションセンター東京」として始動し、「人と社会と地球にやさしいモノづくり」の拠点へと変革を推進している。さらに同事業場は、地域に開かれた広場の新設

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