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山崎元氏の訃報に接して

 驚き、とは違った。「ああ、そうか」と嘆息した。 氏は癌を公表し、メディアへの露出を続けていた。最近Youtubeで見た氏は以前よりあきらかに痩せ細っていて、赤の他人ながら「その時は近いのかもしれないと」ぼんやり思ったほどだ。 氏の数々の記事や著作は、投資というジャングルのなかの、ひとすじの光明であった。氏は忖度のない言説で、「個人投資家がとりうる最適解」を筋道立て、理論的に、明確に示してくれたように思う。 その著作との出会いは、20代後半にさしかかったころだった。当時、転職をしたばかりの私は経理の仕事を任された。そこで出会ったのが「個人型確定拠出年金」いわゆる「iDeco」である。制度拡大の折で、金融知識に長けた一部の人々が早速制度を利用し始めていた。 当時の私は、新卒で入ったアパレルの仕事が東京で暮らすには最低限の給料で、貯金を食い潰しなら資格の勉強をして転職をしたばかり。とにかくお金のことが不安だった。そうそう、それでまず生命保険の勉強を始めたのだった。書店で買った2冊の本のひとつは、「掛け捨てのなるべく安い保険」に入ることが推奨されていて、もうひとつは「貯蓄型の保険になるべく早く入る」ことが推奨されていた。正反対の論調に混乱したし、どうして良いか余計に分からなくなった。書籍を選ぶにも「誰が」「どんな意図で」書いたものかを判断するチカラが必要だったが、そんなものは当時の私には

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