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ベネッセ、大正製薬…相次ぐ「MBOの背景」と非上場化で見落とされる「上場の利点」

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株式市場をめぐっても2023年は大きな変化のあった年になった。それは、単純に日経平均が30数年ぶりに3万3千円を超えて終わった年というだけではなく、その背後にあるもっと本質的な変化が「見える化」した年、「上場する」ということの意味、「公開する」(経営を公に開く)ということの意味について、それまでややもすれば無自覚だった我が国の上場企業が、その意味を問い直し始めた年だった、と言えよう。例えば日本を代表するM&A仲介企業であるレコフによれば2023年のMBO(マネージング・バイ・アウト=経営陣が資金を用意し株式を買い集め非公開化すること)の件数は過去最高を記録したという。実際、去る11月には、11月10日に進研ゼミで有名なベネッセホールディングスが、そして11月24日はリポビタンシリーズなどTVCMでも高い知名度を誇る大正製薬ホールディングスが、続けてMBOの実施をリリースした。
Source: 現代ビジネス

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