6カ国平均で9割が認知していた!?「生物多様性」 ―今ビジネスで注目される理由に迫る―
今、世界で注目されている課題の一つが「生物多様性」です。日本でも企業の取り組み事例がテレビ番組や広告で取り上げられるようになり、ビジネスにどう組み込むかに関心が集まっています。
本記事の前半では生物多様性に関する6カ国(日本、中国、フランス、ドイツ、インドネシア、タイ)の反応を「サステナブル・ライフスタイル意識調査2023」(調査概要はこちら)の結果を踏まえて紹介。後半は、フランス発の「生物多様性ワークショップ」を日本語に翻訳し、2023年から日本で展開するCodo Advisory社の鈴木香織氏とベノア・モルガン氏にインタビューした内容をお伝えします。
<目次>
▼「生物多様性」の認知度は6カ国平均で約9割
▼生物多様性の中でも関心が高まる「水の保全」
▼フランス発の生物多様性ワークショップ
▼意外と知らない生物多様性
▼気候変動対策にもなる生物多様性対策
「生物多様性」の認知度は6カ国平均で約9割
生物多様性という言葉の認知度は6カ国平均で約9割、理解度は約6割です。日本の生物多様性の認知度は、78.7%でした。理解度は43.3%と6カ国平均より低いものの、言葉としては広く浸透していることがわかります。
今回の調査と対象年齢や聴取方法が異なるため参考値となりますが、2022年10月に日本政府が発
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