中国の人型ロボット専利出願数、世界一に
2023年11月27日、中国国営メディア「人民網」の研究機関人民網研究院は、このほど発表した「人型ロボット技術専利(特許、意匠権、実用新案)分析報告」で、2023年5月31日時点の中国の人型ロボット技術に関する専利出願数が6618件、有効専利保有数が3110件となり、いずれも世界一だったことを明らかにした。中国のロボット企業優必選科技(UBTECH)の有効専利保有数は763件で世界一となった。 2012年以降、中国の人型ロボット専利出願は急増し、2015年には日本を超え、2016年には世界一となった。2022年には累計出願数が6596件で、日本を抜いて再び世界一位に。中国政府はロボット産業の発展促進策を打ち出し、人型ロボットのイノベーションを重視している。人型ロボットは「ロボット産業の王冠の真珠」と呼ばれ、その市場規模は急拡大すると予測されている。米金融大手ゴールドマン・サックスは、人型ロボットは、2025〜35年の販売台数の年平均伸び率が94%に達し、市場規模が2035年に1540億ドルになると予想。中国の東呉証券は、世界で人型ロボットの販売台数が2025年に2〜3万台となり、2030年には新規需要が100万台に上り、2035年には1千万台を突破すると見込む。 優必選科技は2018年、中国で商用化された初の人型ロボット「Walker」の第1代目をリリースし、現在は4代目までバージ
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