在京テレビキー局のTV通販は、おおむね好調に推移している。各社の取り組みと上期の実績を解説する業績が出そろった。
在京テレビキー局5社が手がけるテレビ通販事業の今年度上期(2023年4~9月)の業績が出そろった。前年上期はコロナ禍に伴う巣ごもり消費増の反動減などで各社とも前年実績を下回るなど苦戦を強いられたが、今上期はコロナ特需の呪縛から脱してリッピングライフやTBSグロウディアは増収を果たした。また、売れ行き自体は順調ながら一時的な要因で減収となったところもあり、一部を除き、今上期はおおむね堅調な推移をみせた。
在京キー局5社の2023年上期テレビ通販売上高
ロッピングライフ:運動補助ボールなど売れ筋がけん引
ロッピングライフの上期の総売上高は前年同期比6.8%増の82億7500万円。このうち、番組グッズなどのネット販売を含めた通販売上高は同5.5%増の80億6500万円だった。
「新型コロナウィルス感染症の5類移行による行動制限の緩和等で経済活動の正常化が進み、消費者の購買意欲が戻りつつある」(同社)とし、上期累計で2億9000万円を売り上げた運動補助ボール「東急スポーツオアシス フィットネスクラブがつくった スタイリーボール」や安眠枕「西川 睡眠Labo ピローマット」(上期累計売上高2億3000万円)、口腔洗浄器「トゥースジェット」(同2億2000万
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