記事のポイント
イベント数を増やすか、減らすかといった焦点が収益アップの鍵を握っており、たとえば、アクシオスはイベント数を増やして販売用インベントリーを生み出し、一方でブルームバーグは数を減らし統合することで、多様な出席者を呼び込んだ。
イベント後のキャンペーンにおいて、音声や動画のデジタルアセットを活用するというアプローチも。これにより、イベント後の広告キャンペーンでほかの製品を取り上げることも可能にしている。
成功したパブリッシャーは、イベント事業において一様に有効な包括的な戦略ではなく、独自の「イベント定石戦略集」を採用している。
2023年開始時点では多くのパブリッシャーにとって、イベントスポンサーシップ収益(つまり、イベント関連全体の広告収益)がこの1年でよい結果を出せるのか予測するのは難しかった。
なかにはアパートメント・セラピー(Apartment Therapy)やフォーブス(Forbes)のように、営業期間を引き伸ばし、広告主に高額イベントスポンサーシップの資金繰りで時間的余裕を与えるために、フランチャイズの冠イベントの予定をできる限り後ろ倒しするパブリッシャーも見られた。
しかしながら2023年も最終四半期に入り、特にビジネス/プロ向け部門のパブリッシャーは、どうやら今年は最終的に充実した1年だと捉えているようだ。
B2B向けイベントは結果が出た
コメント