ERPのビジネス上のメリットを実現するために
この記事では、ERP (Enterprise Resource Planning)システム導入の経営上のメリットは何かということについて、ERP導入を検討されている方、あるいは既に導入してしまった企業の方で導入効果が見えないと考えられている方に、ERPシステムが現実にもたらすビジネス上のメリットについて解説し、それらを実現していただくことを目的としたものです。ERP導入のメリットは、システム的なメリットが強調される反面、ビジネス的なメリットは極めて抽象的にのみ解説されるのが一般で、実際ERPを導入した企業のお話しを伺っても、ERPを導入することそのものに労力を使ってしまっていて、そのビジネス的なメリットが十分に引き出されていないのが実態であると思います。ERPのメリットを引き出すことは、導入に比べればそれほど多額の費用がかかるわけではありませんので、宝の持ち腐れにならないよう、是非本稿をお読みいただき、ERPを十分に活用していただきたいと思います。 ERPのメリットとして挙げられているもの 多くのERPに関する書籍やネット記事などにおいて、ERPのメリットとして挙げられているのは、以下のようなものです。統合データベースにより企業のデータの一元管理(データ管理の容易さ、二重入力の排除) 実績あるパッケージを使用することによる各種のシステム開発・運用上のメリット(開発コストの軽減と開発
コメント