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医療費に隠れ消費税

 医療費の領収書に消費税の文字はない。薬剤の消費税は誰が負担しているのか?「国民医療費が水増しされている」が答えだ。財務省は、来年の国民医療費48兆円から2兆3千5百億円の消費税(C)を受け取る予定だ。 2023年の予算では、消費税収を23兆3840億円と見積もっているので、医療費から徴収する消費税は、全体の1割にもなる。 医療に限らず、介護でも社会福祉分野でも同様の仕組みがあり、「社会保障費に使うために、社会保障費から消費税を吸い上げる」という、不思議な構造になっている。 医療機関は、薬剤購入時に消費税を支払うが患者に消費税を請求できない。そこで、医療機関に支払われる薬剤費は消費税込みの価格になるよう高く設定されている(B)。2022年国民医療費の薬剤費は5兆7千億円だった。水増しされた薬剤費5千7百億円は、患者、被保険者、保険者、国と地方自治体が負担した。それぞれの負担額は、被保険者:1,600億円 事業主:1,200億円 患者:680億円と、とても大きな金額になっている。続きをみる
Source: Note 起業ニュース

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