ランジェリーブランドのアドアミー(Adore Me)は、スタートアップアクセラレーターを立ち上げ、独自のサプライチェーンデータや製造工程をサステナブルな活動の実験用として提供することで、気候テックの新興企業に対してアパレル業界への足がかりを与えようとしている。
アドアミーのサステナビリティアクセラレーター(Sustainability Accelerator)は6カ月から12カ月のパートナーシップからなり、新興企業のテクノロジーやサービスをアドアミーの運用に導入、テスト、統合する。新興企業は、同ブランド内部の仕組みにアクセスすることで、より広い市場に向けてケーススタディを構築し、製品を改善する作業の助けとなることができる。また、新興企業はアドアミーの親会社であるヴィクトリアズ・シークレット(Victoria’s Secret)と協業する可能性もある。一方、アドアミーは、商品がもたらす利益を得たり、その新興企業と長期的に協力し続けることもできる。
ほかのアクセラレーターとは異なり、新興企業に投資やファンドは約束されない。「実はこれらの企業が直面する障害は、自己資本や融資ではない。気候テックは非常に盛り上がっている分野であるため、企業が資金を受けるのは難しくない。パートナーシップや、けん引力、スケール、成功を示す能力こそが真の課題だ」と、戦略バイスプレジデントを務めるラ
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