Z世代の「関心のある社会課題」とメンタルヘルス ―サステナブル・ライフスタイル意識調査2023より―
電通と電通総研は、2021年に続き第3回となる「サステナブル・ライフスタイル意識調査2023」を共同で実施しました(調査概要はこちら)。調査エリアは東アジアから日本・中国、西欧からフランス・ドイツ、東南アジアからインドネシア・タイの合計6カ国です。今回は、「Z世代が関心を寄せる社会課題」をメインにトピックスをいくつかご紹介します。
<目次>
▼Z世代の関心は、人道的な社会課題に
▼Z世代は自分のメンタルヘルスを重視
▼サステナビリティを発信するエシカルインフルエンサー
Z世代の関心は、人道的な社会課題に
関心のある社会問題について聞くと、Z世代(18~26歳)は全体に比べて、人道的な課題への関心が高いことが分かりました。ここでは、特にZ世代の特徴が出ている日本・中国・ドイツの3カ国のスコアを紹介します。
日本のZ世代が最も関心のある社会課題は「人種差別」でした。2021年度の調査でもZ世代の1位は「人種差別」で、引き続き関心を集めています。また、2位には「男女格差」が入っており、2023年のジェンダー・ギャップ指数ランキングで日本が世界125位と過去最低を記録したことが影響しているのかもしれません。
中国のZ世代の1位には「教育の課題」と「失業率」が同率でランクインしています。近年中国では受験戦争の激化を緩和するために
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