経営コンサルタント会社のベイン（Bain）とイタリアの高級品メーカーの業界団体であるアルタガンマ（Altagamma）財団が行った11月の調査によると、世界の高級品市場の2023年の売上高が1兆6000億ドル（約238兆円）に達すると予想されている。これは2022年から8～10％の増加である。成長は過去数年を上回る見込みで、売上高はパンデミック前の水準を超えている。
ブランドの収益性は不透明
「ブランドの収益性については、今年も来年も疑問視されている」と述べているのは、ベインのファッション・ラグジュアリー部門シニアパートナー兼EMEAリーダーであり、年次の世界高級品市場調査（Luxury Goods Worldwide Market Study）の共著者であるフェデリカ・レバト氏だ。「来年のシナリオベースの予算編成への注目が高まっている。これまでのところ、ブランドは経済的影響によるデルタコストを価格と粗利でうまく吸収してきた。だが、成長率が高まるにつれ、コストベースは増加している」。
11月14日に発表されたこのレポートは、GDPや消費者信頼感指数などのマクロ経済データと、ベインとアルタガンマによる高級品業界の最新予測に基づいている。また、
スポンサーリンク
高級品業界 は今年の売上高が約236兆円に達する見通し：売れているカテゴリーに変化
マーケティング最新
コメント