LGBTQ+当事者と非当事者、両者の気持ちを可視化してみた
電通では今年で5回目となる「LGBTQ+調査2023」(※)を実施しました。本連載では調査結果をさまざまな切り口から分析します (前回の記事は、こちら)。
LGBTQ+当事者と非当事者は、それぞれどんな気持ちを抱いているのか?
今回は、調査結果をベースに作成したデジタルハンドブック「実はずっと聞いてみたかったこと」から、一部を紹介します。
※ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン課題に対する研究やソリューション提供を行う電通ダイバーシティ・ラボ協力のもと、電通グループのdentsu Japan内の組織であるdJサステナビリティ推進オフィスが主体となり、調査を実施。
当事者と非当事者、それぞれの気持ちが可視化されていないゆえの行き違い
調査では、47.2%のLGBTQ+当事者が「当事者であることで不安や生きにくさを感じることがある(やや感じることがある)」と回答しました。これは2020年調査の48.9%とほとんど変わりません。
LGBTQ+という言葉の認知が広がり、企業でのダイバーシティ&インクルージョンの取り組みなども目にする機会が増えているように感じますが、当事者にとっての不安や生きにくさはまだ続いていることがうかがえます。
では、その不安や生きにくさは何なのか。当事者の声を聞いてみると「将来を考えた
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