「通貨」は現在の社会システムを支えるインフラであり、公共の便益に資するものと一般にはとらえられている。では、「通貨」は公共財と言える存在なのか。公共財は、非排他性と非競合性の特徴を持つ財貨である、と定義される。非排他性とは、一人が利用しても他の人の利用を制限することができない性質を指す。例えば、空気は誰もが自由に呼吸できるため、個々の利用に制限を設けることは難しい。また、非競合性とは、一人の利用が他の人の利用に影響を与えない性質を指す。これも空気の場合で言えば、利用において一人が呼吸しても他の人の呼吸に影響を与えることはないという状況。次に「通貨」の公共財としての適合性について考察してみる。「通貨」は使用価値を流通させるツールと考えれば、それ自体に価値はなく、あくまで「利便性」の特性だけを考えれば良い。一般的に通貨の特性として、財産性、利便性があるとされる(スイスFINMA https://www.finma.ch/en/news/2018/02/20180216-mm-ico-wegleitung/)が、これらは下記のように考察できる。続きをみる
Source: Note 起業ニュース
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「通貨」を公共財にする
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