経済のグローバル化が進む中、日本企業においてCFO(最高財務責任者)の役割が急激に高まっています。専門性が高度化し、カバー範囲が広がり、業績に与える影響度が強まっているのです。求められる資質や能力は従来のOJTではとうてい習得できません。このことは周知の事実ですが、では、どうすればよいかが明らかになっていません。そこで本連載では、この課題を解決するための一つのモデルを提示していきます。製造業を中心に上場企業3社や外資系日本法人などで通算25年超CFOの役割を務めてきた実務家の吉松加雄氏が、自身の経験と学究で得た知見を基に、「グローバル経営におけるCFOの役割とCFO人財の育成」について全6回の連載で提言していきます。第2回は前半で、CFOの役割を「サステナブル経営軸」「機能(人と組織)軸」「経営課題軸」の3つの軸で俯瞰します。後半では、この実践例として、筆者が担ったCFOの役割を具体的に詳述します。
Source: ダイアモンドIT
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