コロナ禍を経て、主力のコラーゲンサプリを中心に売り上げを伸ばしているニッピコラーゲン化粧品。新規、リピートとともに好調という。足元の状況と今後の構想を鈴木社長が語る
ニッピコラーゲン化粧品の業績が好調だ。コロナ禍を経て健康食品事業が伸長し、23年3月期の売上高は前期比7.7%増の65億円。創業35周年の節目となる今年6月、代表取締役社長に就任した鈴木基道氏に現状と今後の展望を聞いた。
顧客は新規もリピートも堅調
コロナ禍で通販が追い風に
――好業績の要因は。
健康食品が伸びた。主力商品「ニッピコラーゲン100」(粉末低分子コラーゲンサプリ)は8月31日時点で900万箱を突破。コロナ禍において消費者の健康意識の高まりと当社の商品性が合致した結果で、通信販売の優位性も追い風となった。消費者の「実感」によって当社商品が信頼を勝ち得ていると考えている。
主力の「ニッピコラーゲン100」(画像は編集部がニッピコラーゲンの自社ECサイトからキャプチャ)
――新規顧客の獲得状況は。
コロナ禍前と比較して新規顧客数は2ケタ増となった。既存顧客と同様に50~60代以降の女性が中心。一部、若年層の購入も見られたが一過性の傾向があるようだ。
――リピート率は。
リピート率の高さが当社の特長。現在は顧客全体の7~8割の方に継続的にご購入いただいている。
課題は物価高騰、鈴
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