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小売業界の新バズワード「 ファンフレーション 」 体験にお金を使う消費者にどう対応するか

マーケティング最新
「ファンフレーション(Funflation)」は、買い物客が耐久消費財を回避する理由を説明するために、小売業者がこぞって使っている最新のバズワードで、この夏にコンサートへの支出や、旅行への繰越需要が記録的な盛り上がりを見せた頃から使われるようになった。
しかし、人々が商品よりも体験のためにお金を使うことを選ぶという考えは決して新しい現象ではなく、各ブランドは体験ベースの経済に便乗する方法を探し続けている。
この新たに広まった用語は、経済が不安定で、家計が縮小するなかで、歌手テイラー・スウィフトの1000ドル(約15万円)を超えるチケットや値上げしたディズニーテーマパーク(Disney theme parks)など、人々が体験のために喜んで支払う費用が驚異的に高くなっていることを指している。この用語の使用は、ベストバイ(Best Buy)のCEOを務めるコリー・バリー氏がフォーチュン(Fortune)のモストパワフルウィメンサミット(Most Powerful Women Summit)で口にしたコメントから火が付いたものだ。
「食品、燃料、宿泊のコストはパンデミック前より20%上昇しているのに対して、賃金は17%しか上昇していないので、貯金を切り崩すことになる。そして、こうした人々は楽しみを優先している。人々は、体験に喜んでお金を支払おうとしている。これがファンフレーションと呼ばれ

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