「正直ショックだった」倒産したパチンコ「ガイア」に新卒入社した元社員が感じたこと

画像はイメージ
「あそこはもうじき倒産する」と10年以上前から噂されつつも、各地に次々と大型店舗をオープンさせていた大手パチンコホールのガイアがついに倒産した。10月30日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請したという。
メディアは一斉に「ガイア倒産」という記事を出した。その負債額はガイア本体が850億円。系列のグループ企業は283億円で、パチンコ運営会社としては最大規模の倒産だという。
パチンコ業界関係者は色々思うところがありそうだが、僕は2003年に高校を卒業し、このガイアに入社した高卒新卒組だった。（文：松本ミゾレ）
頑張ったらきちんと昇進できる一方で、規律違反にはめちゃくちゃ厳しい
ガイアっていう企業はネット上で色々と言われている。これは今に限らず、僕が20年前に入社した頃からだった。当時の匿名掲示板「2ちゃんねる」には「ぼったくり」「インチキ」といったワードと共に店舗名が書き込まれまくっていたそうだ。
僕はこの頃まだネットをしていなかったので詳しくは知らないが、僕がいた職場には「ネット上の悪口とかあんま気にしないでね（意訳）」という主旨のFAXが本社から届いていたのを見たこともある。
仕事面に関しては、僕は入社する直前まで本当に高校生だったので、急に責任感のある振る舞いを強いられるようになり、これがとてもしんどかった。まだ社会人としての自覚が伴っていなかったのである。今もだ

リンク元