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インタビュアーのトレーニング⑤~発見的態度と発想力

それだけで独立して存在し得るとは言え、インタビュアーはリサーチャーの1職能です。そしてリサーチャーとは「調査をする人」ではあるのですが、調査の結果からマーケティング課題を解決する示唆、助言ができることが求められています。この点、業界内では「リサーチャーは事実情報の提供に徹するべきであり、クライアントの業務に口をはさむべきではない」という人もおり見解が分かれるところですが、自らが企画、調査した結果をベースに、クライアントが直面しているマーケティング課題の解決策を演繹できないリサーチャーというのは非常に無責任です。クライアントの期待はそれができる調査であり、しかし、相当な手練れでなければそのような調査を設計することもできなければ、結果を解釈し、演繹することもできないからです。相手がプロだと思うからこそクライアントはリサーチャーに仕事を依頼するのです。その期待感に応えるために、リサーチャーはクライアントがおかれている状況と課題を十分に理解した上で調査を設計し、結果からソリューションが演繹できなければなりません。調査業界には確かに「クライアントの指示通り」に調査をすればよいという風潮があります。しかしそもそもマーケティングリサーチというのは、しかもそれが「役立つ」レベルのものであるためには、弁護士や医師などと同様に高度な専門知識に裏付けされたプロの仕事でなければなりません。故に、クライアン

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