政治(統計)講座ⅴ1437「統計のまやかし!中国GDPの額は?数字を良く見せる手法に騙されない手法」
日本のGDPを中国が追い抜いたのは2011年からである。そして、その契機は15年前の2008年9月15日、アメリカの大手投資銀行リーマン・ブラザーズが経営破綻したことにより、つまり、負債総額約6000億ドル(約63兆円、当時)という、史上最大級の倒産を機に始まったのが、それが世界金融危機「リーマンショック」だが、その時に活躍したのが胡錦濤と温家宝のコンビである。その時に大型公共投資を実施して、世界の経済に寄与したのである。そのときから公共投資などによりGDPが大幅に伸びたのである。そして、一度上げたGDPをさげるわけにいかなくなり、毎年、不動産投資が花盛りとなり中国のGDPを支えたのである。しかも、需要の無いマンションを30億人分、作ったといわれている。だから、人の済まないマンション、ゴーストタウン、鬼城タウン、鬼城マンションをつくったのである。すべて、収入源の無い、返済の当てのない借財で建築をしてGDPをひたすら引き上げたのである。近年はそのGDPの数字も信用されないほど、粉飾(盛られている)されているという。実際は公表の60%が正味の数字であると言われている。翻って、速報によると報道記者の統計発表のリテラシーが低いのか、中国政府の発表を鵜呑みしてそのままで、何ら疑問を持たずに、発表しているようである。このような発表の場合はGDP実績の数字を公表したうえでその数字は前期同月比○○
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