カンヌ史上初! ミュージカル仕立てのセミナー
「カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバル」が、6月19日から23日までフランス・カンヌで開催されました。世界最大規模のクリエイティビティの祭典は、クリエイターの目にどう映ったのか。受賞者、審査員、プレゼンター、さまざまな立場でカンヌに関わったクリエイターたちが、それぞれの視点で、カンヌの「今」をひもときます。
第1回は、映画監督・クリエーティブディレクターとして活躍する長久允さん。前代未聞のミュージカル仕立てのセミナーを現地で開催し、喝采を浴びました。なぜミュージカル仕立てにしたのか?その意外なきっかけとは?
クリエイティブに最も大切なのは「Voice」
──今回のセミナーのテーマは「Voice of Creativity」でした。
長久:クリエイティブに最も大切なことは、送り手たちが持つ個々の「Voice」である、と私は常々考えています。Voiceとは哲学や、思想、使命、メッセージなどを意味します。マーケティングや最新のテクノロジーももちろん大事ですが、Voiceがなければただのマネーゲームに取り込まれてしまいますから。
今回のセミナーでは、AIがクリエイティブ領域にも入ってきている一方で、それをつかさどる私たちが持ちうるヒューマニティの重要性について講演しました。
──その
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