熟年になって離婚するのは、手続きを考えるとめんどうだし、経済的に子どもたちに迷惑をかけることにもなりかねない。だが、夫とふたりきりでこの先を仲良く過ごしていく自信はなかったら、どうすればいいのだろう。そんな漠然とした不安をもつ人が多いからだろうか、「卒婚」というゆるやかな夫婦の形が注目されている。雑誌「ハルメク」が女性150人に行ったアンケートでは、卒婚をすでに実行中の人、これから実践したいと考えている人あわせて、「卒婚」肯定派が66.7%との結果が出た。前編記事で紹介したミキコさん(58歳・仮名=以下同)も、娘に卒婚を勧められて一歩を踏み出した1人だ。3歳年上の夫と結婚して30年、長女と長男が巣立ったあと、「卒婚」を選んだ彼女は夫にどのように話を切り出したのか。くわしく見ていこう。
Source: 現代ビジネス
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