インフラ=社会基盤のハードとソフト
札幌市が中長期的な計画を立てて除雪行政に尽力してきたことは雪さっぽろ21計画に始まり、現在の冬のみちづくりプランに至るまで、その報告を見れば明らかである。そして、現在何が求められているか、ということを吟味すると、市民・企業の理解、参加、協働をより活発に、と言うところだろう。そういわれると、性格が曲がっている私のような記者などは、まるで市民・企業が無理解、無関心、非協力的みたいに評価されている気がしてあまり気持ちの良いものではない。「税金払ってるのに更に労力も提供しろってのかよ!」と言いたくなる人がいるだろうな、とも思ってしまう。…ただ、行政側の言い分はそこが真意ではないことは明らかだ。今回、札幌市の建設局雪対策室計画課を訪ねて様々な資料をご提供いただき、丁寧に取材にも対応していただいた。そこで見えてきたのは、業務として担当している除雪行政を執行することはやって当たり前、という大前提の下、現在も様々な新たな取り組み、試行が行われていること、除雪水準についても昨今の社会情勢を鑑みて変更、調整を実施していますよ、という姿勢。そしてそれらに関わる広報・啓発に関する発信をしているので、市民の皆さんには是非自分ごととして感じ受け取ってください、という姿勢である。 ここで私たち市民が一つ注意しなくてはならないのは、「行政にどのように参加するか」という点である。40年前に様々な基準、水準を確立さ
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