安野清社長へのインタビュー記事。用紙代の高騰などで紙媒体の発行部数を減らさざるを得なくなったベルーナだが、中長期の方針としては、連結で「売上高3000億円・営業利益300億円」という目標を掲げている
ベルーナでは5月、2025年3月期を最終年度とする中期経営計画の数値目標を修正した。中計の見直しは昨年5月に続き2回目となる。主力のアパレル・雑貨事業が原材料高騰や印刷費・用紙代値上がりなどの影響を受け、減収となるのが修正の主な要因だ。同社では食品通販のグルメ事業や不動産関連のプロパティ事業など、好調事業を強化することで利益を確保する一方、シュリンクが懸念されるアパレル・雑貨事業においてはECへのシフトを図ることで、勝ち筋を見出す。
ベルーナの安野清社長
アパレル・雑貨事業減収も他事業でカバー
コロナ禍の客は新規定着ならず&紙媒体の印刷代高騰が影響
最終年度となる25年3月期の連結売上高は2300億円、連結営業利益は170億円を目指す。23年3月期連結業績は、売上高が前期比3.5%減の2123億7600万円、営業利益が同18.9%減の112億1700万円だった。
第5次経営計画(2023/3期~2025/3期、画像はネッ担編集部がIR資料からキャプチャして追加)
安野清社長は「外部環境が変われば影響を受けるので、中計も見直すということになる。顧客数が
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