JR東日本の新幹線荷物輸送トライアル、東京駅で過去最大の約200箱を荷下ろし。新たな物流インフラの構築へ
東日本旅客鉄道(JR東日本)とジェイアール東日本物流(JR物流)は、9月28日に新幹線荷物輸送「はこビュン」による長野から東京への輸送トライアルを実施する。
今年度(2024年3月期)のトライアルは3回目。新幹線を活用した高速・多量荷物輸送により、「CO2排出量削減」「地方創生」、物流業界の「2024年問題」(トラックドライバーの「働き方改革」の法律適用に伴い、現状のままの運び方が難しくなる物流の諸問題)など、社会的な課題解決の一助となることを目的としている。
東京‐長野間で新幹線荷物輸送を実証
長野の新幹線車両基地では初めてとなる多量輸送トライアルを実施。約700箱の荷物輸送を行う。車両基地間の荷物輸送に加え、東京駅では過去最大となる約200箱を荷下ろしする。一部荷物は東北エリアに輸送する計画。
長野-東京間を中核とした新幹線荷物輸送のイメージ
新幹線車両基地での荷さばきなどの実現や一連の業務の生産性向上に向け、次の項目について実証する。
長野の新幹線車両基地での荷扱い(荷物搬出入、積み下ろし、荷さばき)の検証
→車両基地の使用により、従来の駅ホームでの作業に比べてスペースと時間を十分に確保。多量輸送を実現する。
東京駅での安全に配慮した効率的な荷扱いおよび載せ替え輸送のオペレーションなどの検証
→客室輸送専用台車などを活用し、ホーム
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