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「あまおう」はなぜ中国でコピーされないのか(2)

 日本の農林水産省は2020年9月、日本で開発された果物の品種36種が中国や韓国のインターネット上で販売されていることが確認されたと明らかにした。いずれも日本の開発者の許諾を得ておらず、種苗が無断で持ち出された可能性が高いという。確認されたのは「イチゴ 10 品種(紅ほっぺ、さがほのか等)」とある。10品種の詳細は不明であるものの、上海の市場や果物店で広く売られている「章姫」も例外ではないだろう。 上海で売られている日本ブランドのイチゴが、日本の登録品種そのものなのか、それとも名称のみ使われているのかは分からない。ただいずれにしろ、日本側からすれば日本ブランドの“ニセモノ”である。 ところが、ある中国の書籍に「『章姫』は日本から導入した」と記載されているのを見つけた。正直、「導入」とは、なんと分かりやすく自分を守る言葉を使っているのだろう、と思った。ただ、もしかすると根拠があるのかもしれないとも思った。私はこれらの苗が、どのような経緯で中国に渡ったのかにも興味を持った。 現在、中国で広く栽培されている日本ブランドの果物は、その多くが同国での品種登録や商標登録を行っていないため、販売差し止めや損害賠償請求などの対応ができないと言われている。厳しい言い方をすれば、責任の所在はそれらの対応を怠った日本側にある。 日本では2020年に種苗法が改正され、登録品種の種苗について、育成者権者が海

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