前回は、学歴や職業の地位と、未婚女性の考えるライフコースの関係を検証した。結果、・学歴が上がるほど、理想のライフコースについて、絶対水準として両立が増え、専業主婦が減少する。・また、学歴に関係なく両立が増え、専業主婦が減少する傾向にある。・予定のライフコースも同様だが、理想に比して絶対水準の差分は小さくなっている。・職業上の地位別の理想については、学歴で見られたような地位別の絶対水準の差や傾向などは弱化している。・職業上の地位別の予想は、正規職員より非正規や無職のほうが両立、再就職が少ない傾向はあるが、理想と同様あまり安定した関係はない。ことが分かった。キャリアコースの考え方(キャリアを積むためなら子どもはいらないといった考え方)がライフコースに影響を与えているのでは、と思ったが、学歴はともかく職業上の地位がライフコースの考え方に与える影響は、相対的に小さく、いまいち読み取りづらい。学歴は相応の相関があることを踏まえると、学生時代にライフコースの考え方が決まっている蓋然性も高く感じた。ところで、そもそも結婚と学歴の関係について、荒川氏の過去の記事で、男性は婚姻率が学歴に正比例している一方、女性は学歴が高いとむしろ未婚率が上がる、という指摘がある。続きをみる
Source: Note 起業ニュース
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