No.3_責任範囲を明確にする_発達障害を抱える部下
発達障害を抱える部下に対して、足りない部分を他メンバーに補完させる狙いで、チームでタスクを進めていこうとしました。役職がついていることから、当人をメイン担当として、タスクの進捗を確認しつつ、進捗が芳しくなかったり、苦手そうな分野を他メンバーにフォローさせようとしましたが、なかなかうまく機能しませんでした。重要度が高く、メイン担当でやるべきことも分かっているはずなのに、案件が全然進みません。理由をつけてのらりくらりと先延ばしにしています。一方で、優先度は低いものの、個人で進められるタスクは進めており、そっちを時間をかけてやっている状況が見えてきました。「優先順位の設定がうまくできない」、「プランニングや時間管理が苦手」といった発達障害の特性も影響しているのでしょうが、この場合は放置しておいても他のメンバーがやってくれるだろうという甘えがあるのかなとみています。また、他のメンバーが当人のタスクの進捗確認をした際に、「そこは自分の担当なのに、なぜあなたがそれを気にするの?」というケースもあったため、責任範囲を明確にし、業務進捗が滞っているのは全体工程のうち、この部分が進んでいないからというのが目にみえる形(誰が止めているかを明確に)にすべきかなと感じた事例でした。その方が当人も仕事がしやすいのかもしれません。責任範囲があいまいで、かつインセンティブ(動機付け)をちゃんと設定しなかったため
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