メリトクラシーから「飯と暮らし」へ
メリトクラシー (meritocracy) とは、メリット(merit「業績、功績」)とクラシー(cracy「支配、統治」)を組み合わせた造語のようです。現在、日本では「能力主義」または「業績主義」として認識されています。 多くの株式会社は、成長を前提としているし、その前提で従業員に仕事が割り振られています。今年目標は、前年比105%、再来年は107%。マイナス成長は考えられない。常に成長を前提として、結果を求める会社体制とメリトクラシーはとても相性が良いのです。市場全体が伸びている時は、皆がこの目標達成を傍受できるでしょう。戦後からの経済急成長時代がそれにあたると思います。そして、バブル崩壊。低成長。今はどうでしょうか?雀の涙程の日本のGDP成長率。各企業の目標には到底及びません。すると限られたパイ奪い合い。日本と言う市場でどれだけのシェアを取れるかと言う競争が激化します。当然、競争によりコストを下げる努力が行われ、コスト低減の流れから従業員の給与は上げ難くくなります。 これらが日本の企業の多くが置かれている現状だと思います。 だからこそ、大海原越え、海外に市場を求める声も上がるのだと思います。競争を地球と言う市場の中に薄めていく作業です。ある程度効果は出ると思います。しかし、人口は有限であり、何十年後には同じような減少が起こるかも知れません。 メリトクラシーは言わば体積上げてい
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