ジュピターショップチャンネルの小川吉宏社長が、顧客接点拡大に向けた施策などこれまでの取り組みと今後の計画を詳しく解説する
通販専門放送を行うジュピターショップチャンネルの2023年3月期決算は減収増益で着地した。販管費削減のためにここ数年、新規顧客獲得のために積極化していたテレビや新聞への広告出稿を抑制した影響で売上高は前年実績にわずかに届かなかったものの、前年は苦戦した衣料品などのファッション関連商品の売れ行きが復調するなど堅調に推移したようだ。小川吉宏社長に現状と今期以降の方向性について聞いた。
ジュピターショップチャンネル 社長 小川吉宏氏
2023年3月期の増益に寄与した“変革”とは?
――前期(2023年3月)は減収増益(※売上高は前年比1.1%減の1555億3800万円、営業利益は同6.9%増の190億5400万円、経常利益は同6.7%増の194億3600万円、当期純利益は同0.8%減の135億6100万円)だった。
特別編成の特番の際などに合わせて、積極的に投下していた新聞広告やインフォマーシャルの出稿について、当期から費用対効果のよいものに絞ったことで増益に寄与した一方で、売上高は前年実績に少し届かなかったものの、手ごたえは感じている。
前々期(22年3月)が減収減益と振るわなかったが背景には過去の実績に基づいた実績ある商品や番組をベースに計
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