苦行搾取 という言葉に驚き そして納得する
「 頭のよさとは何か」( 和田秀樹 中野信子著 )を読んだ。苦行 搾取とはこの本の中に出てきた言葉だ。結果 ではなくその過程に注目しすぎているのではないかというのだ。楽して結果を出すということが評価されない。 良い結果を出すこと以上に 苦労した という ことの方を 評価するのではないかという指摘 だ。「俺たちの頃はもっと大変だった」というのも これの延長線上にあるのだろう。 日本は生産性が低いとずっと言われ続けているが それもこの結果ではないのか。 上司が残業するから、自分も残業する 。これは 結果ではなく プロセスを 重視するからこそおこる。会社から見れば 同じ成果が得られるなら 残業がなければ残業代を払わずに済む 。→残業代を払うために給料を据え置く 。→社員のモチベーションが落ちる。→そして生産性が落ちる 。社員から見れば やりたくもない 残業 し、その上 給料が安い 。誰にとっても得にならないのに 、プロセスを重視しすぎた結果が こういった 悪循環を生む。 さらに たちが悪いのは 、上の世代が「俺たちはこうやってやってきたんだ、 それでうまくいったんだ」と言った 成功体験を持っていることによる 無駄なプロセスの押し付け があることだ 。技術は進歩しているのに それに気づかず 昔のやり方を通そうとする。IT 化をすればもっと効率よくやれるのに 遅々として進まないのも これの
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