宇宙よりも身近なフロンティア、“海”の神秘と危機に立ち向かう!
海は、私たち日本人にとって、もっとも身近にあるフロンティアです。多種多様な魚たち、レアメタルやレアアース……。さまざまな水産資源を内包する、まさに“可能性の宝庫”。にもかかわらず、いまだほとんど開拓されておらず、その大半が謎に包まれたままです。近年は、海洋プラスチック、違法漁業、気候変動など地球規模の緊急性の高い社会問題が海を取り巻くとともに、その豊富な資源や可能性が、謎のまま、大きく変容したり失われたりしつつある状況です。
2023年の対馬の現実。2050年には海にいる魚の重量よりも海洋プラスチックの重量が上回るといわれている。(エレン・マッカーサー財団/世界経済フォーラム)
この危機的な状況を打開すべく2023年4月に立ち上げられたのが、海の保全と繁栄の両立を目指した経済界の共創アクション・プラットフォーム「ブルーオーシャン・イニシアチブ」(BOI)。企業、スタートアップ、アカデミア、金融セクター、自治体、漁業関係者、NGO/NPOなどがタッグを組み、事業開発を通じて社会解決に挑むのが大きな特徴です。「海の万博」といわれる2025大阪・関西万博をマイルストーンに、2030年SDGsゴールをターゲットに活動しています。
海が直面している引き返せない危機とは?海の魅力、ブルー・エコノミーの可能
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