イニシア恥部
地方営業所のドサ回りを一生続ける、そんな風に思っていた自分が企業の社会的責任やサステナビリティについて考えたり、企画を実行したりする部署に異動になったのが2019年4月。4年半ほど前である。異動の内示を受け取ったときは、「何でオレやねん!?」と、この人事の意思決定をした誰かに盛大に突っ込みを入れた。“郷に入れば郷に従う”僕の好きな言葉ですが、異動するや否や、今ではつけなくなったSDGsのバッヂをつけて、金融機関やコンサルティングファームや国際NGOの開催するセミナーなどに出席し、そこで学んだことを会社に報告していた。ESG、カーボンニュートラル、人的資本、アクティブ投資からパッシブ投資、サステナビリティ・インデックス、医療へのアクセシビリティ、そんな言葉を羅列しながら自分でも分かっているのか分かっていないのか良くわからないレポートを書いては上司に提出していた。地方の営業所で毎月、四半期、半期の数字に追われ、数字が足りなければお客さんに「すみません。今月の数字が足りません。あと、~~(製品)を〇箱買ってくれませんか?」と頭を下げる日々だったことを思うと、ガラッと生活が変わってしまった。新しい部署では、新鮮さもありそれなりに楽しく過ごすことが出来た。統合報告書に自分が書いた文章が掲載されたりすると、何となく会社の持続性に貢献しているような気にもなった。自分の良くも悪くもある点なのでしょ
コメント