工場の運営はメンテナンスの可否で8割方が決まると思います。しかし、色々な工場を見ていると、工場メンテナンスが上手く出来ていない現場がとても多くあります。 メンテはとても重要なことで、工場の成績の成否が決まる。なのにちゃんとできない。なぜこのようなことが続くのでしょうか。私の経験上は、6つの根本原因があって、それを取り除くことによって組織は良い工場になっていきます。その6つを重要なものから順番に説明したいと思います。 1)課題に優先順位付けが無い 「優先順位づけ」とは、とにもかくにもコスト比較のことです。設備故障は生産停止ロスですから、全てを損失金額に換算することが出来ます。その金額の高い現象から先に取り組む。とても簡単なことを言っているようですが、これがちゃんと出来ている工場組織は非常に少ないです。 「優先順位をつける」とは、「重要なものに絞って下位のものは放っておく」という言い方が出来ます。その概念を下の図に示します。この棒グラフで、一つ一つの棒は故障の種類、横軸は停止時間を示しています。図 モグラ叩きも計画的改善も掛ける労力は同じ続きをみる
Source: Note 起業ニュース
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