20230817
完全自動めざさぬアマゾン「自動化と雇用」は産業界が直面する重大テーマだ。米アマゾン・ドット・コムは、自社の大型倉庫で使用するための産業用ロボットメーカーとして知られています。アマゾンは自社で設計、製造、試験、配備に従事する従業員約1万6000人を持ち、各国のネット通販倉庫で使用するロボットを製造しています。アマゾンは自動化のための完全な倉庫を目指しているわけではなく、人間と協力し手助けするロボットを開発することを目標としています。アマゾンのロボット部門のチーフテクノロジスト、タイ・ブレイディ氏は、人間の代替を追求するのではなく、人間と効果的に協力するロボットを作ることが目標だと述べています。アマゾンはロボットの導入により、新たな専門職や保守エンジニアの仕事を創出する一方、従業員のスキル向上にも取り組んでいます。アマゾンの従業員数は増加し続けており、ロボットの活用が増えても物流関連の雇用は拡大しています。アマゾンの取り組みは、従業員とロボットが共に協力し合うことで最大の成果を生み出すことを示唆しており、技術と人間の共存が重要なテーマとなっています。その他の企業もこのようなアプローチを模索することで、自動化と雇用の両立を図ることが求められています。「私たちの目標は人間の代替ではない。効果的に人間と協力し手助けするロボをつくることだ」人間かロボットか。そういう二者択一の考え方はしていない
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