四半期決算好調でも通期見通しを変えていない銘柄への投資
四半期決算発表のラッシュです。 ポジティブにもネガティブにもサプライズがあると株価は発表されてからかなり変動を見せているようです。 ここで考えないとならないのはまずは進捗率の問題です。 第一四半期の業績が中間期や通期の見通しに対しどの程度進捗したのかを見るのですが勿論、進捗率が高いと通期業績の達成確率が高まり、上方修正される期待も高まりますのでポジティブです。その進捗率を見て株価は変動します。想定通りならば株価は中立的になります。問題は企業ごとに四半期業績の推移のパターンが違うことです。 いくら1Qの進捗率が高くてもビジネスがその後に縮小することもあり得ます。実際には単純に進捗率だけで判断してはいけないかと思われます。 短信に書かれている企業のメッセージをしっかり読み取り、中間期や通期に向けたイメージをしっかり掴む必要があります。 また進捗率も売上や営業利益、経常利益に分けて評価が必要ですし、過去の進捗率とその期の進捗率を比べる必要もあります。受注を公表している企業であれば受注動向も確認しないとなりません。 売上、営業利益が前年同期に比べ伸びていて通期の見通しに対しても進捗率が高く受注も拡大している場合は素直に評価して良いかと思われます。 例えば、先週発表されたアドソル日進(3837)の1Q決算は前年同期比62.8%の営業増益となり、通期見通しに対する進捗率は26%となりました。
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