グローバルトレンドからみるOOH
コロナ禍によって、人々が外出を控え、交通量が減少したことで、OOH(Out Of Home:屋外広告・交通広告)業界は大きな打撃を受けました。
しかし、コロナ禍が落ち着き、OOH市場は回復傾向にあります。2022年、グローバルのOOH市況は完全復活を見せ、特にDOOH(Digital Out Of Home:デジタルサイネージを活用した広告)は右肩上がりで伸長しています。日本でも行動制限がなくなった2023年、復活が見込まれます。
本連載では、主に企業のマーケティング・広告担当者やOOH業務に従事されている方に、DXを中心にOOHの最新動向をお伝えします。
2022年の世界のOOHの売り上げは、過去最高を記録
WOO(World Out Of Home Organization)は、世界各国のOOH業界団体や媒体社が加盟する国際団体です。年に1回の国際会議や、地域ごとの会議を実施し、OOH業界の課題改善に取り組み、さらなる発展を目指しています。
各国のOOH業界団体代表がパネルディスカッションをしている様子
2022年の国際会議で、WOOのプレジデントのTOM GODDARD氏は、「OOHメディアの2022年の売り上げは、コロナ禍前の2019年の売り上げを超えて、過去最高を記録。それ以降も、CAGR(年平均成長率)は4%で成長
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