先日グロービス経営大学院の先生による「人的資本経営」に関する卒業生向け講演を聞きました。大変興味深いお話しでした。 いま、世の中の株主は、会社に対して「人的資本情報の開示」を求めています。それは現在の経営においては人的資本が設備資本と並ぶ、あるいはそれ以上の競争力の源泉であると捉えられているからです。 投資対象の会社は、人的資本を適正に投下しているか。未来を切り拓く競争力に備えているかどうか。そういったことが投資家の興味の対象になっているのです。 ここでジレンマがあります。人的資本は他の資本のように金額で評価できないか。ここが難しい。何を基準に算定するのか。ある程度の指標でも良い。何か相関性のある指標で試算できるなら、多くの人事担当者の悩みを解決することになります。なぜか。 人へ投資するとき、その投資対効果は経営者に説明しにくいのです。良さげに見えることは、そりゃあ何だってやらないよりはやる方が良いでしょう。しかし経営者は必ず、その投資によってどんな効果が得られるのか、という結果を求めます。これが数式で算定できるなら、「この採用は、この教育プログラムは、こんな利益を創出します。内部利益率は××%です。」と胸を張って経営者に説明できます。続きをみる
Source: Note 起業ニュース
スポンサーリンク
人的資本はなぜ測れないか
最近の投稿
- プレジデント社 岸本圭介氏 「会員コミュニケーションの事業創造を通じ、雑誌事業からファン事業へ転換」
- 分割版(Q2-1)|技術士:建設部門「0910施工計画、施工設備及び積算」選択問題Ⅲ|過去問「テーマ整理」→ R7練習問題 → 解答論文例(全12問)
- 【これ絶対に試して!】スピリチュアル起業家向け 共感型LINE集客術
- 令和の虎559人目 SaaSシステム「seppia」で効率化を促進し令和の虎初の100億円企業になりたい レポート
- 【2024年 コミュニティ本 おすすめ10選 vol.2】 コミュニティづくり、マーケティング、これからの生き方、新しい気づきを得られる本など
- 「XRヘッドセット」を親が子に与える深刻事情 日本とは異なる独自の発展を遂げる「英語圏」 | メタバースの世界 | 東洋経済オンライン
- 松本人志さんの“罪”を考察したブログに反響広がる「ぐうの音も出ない」「完璧すぎる論破」〈2024人気記事1位〉 – DOL人気記事ランキング
- 497.停滞を打破!チームを動かす前進型コミュニケーションとは?
- 「つながらない」と言われたドコモ、汚名払拭できたのか–新社長就任から半年振り返り
- 一青窈が問う「闇バイトや無敵の人」犯罪の深層 【後編】犯罪心理学者・出口保行さんを訪ねて | ココが違う!結果びと | 東洋経済オンライン
コメント