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大河ドラマ『どうする家康』(NHK総合)は、このところ大きな転換点を迎えていた。信長(演:岡田准一)を討つことを決心した家康(演:松本潤)が家臣団にその旨を打ち明け、多くの協力者を巻き込んで、本能寺入りする予定の信長を襲撃する計画を立て始めたからだ。
史実ともまた異なるように見受けられる展開ではあったが、ここに至るまで他人に流されっぱなしで自分が何をしたいのかを意思表示する機会が乏しかった本作の家康。やっと自分の意思で信長を倒して天下を手にするという野心を抱いたのかと思ったものだが。
蓋を開けてみれば信長を討ちたい理由は、自分の妻子が敵方であった甲斐武田と通じていたために、信長の圧力で処分を余儀なくされたから、というもの。これが原因で家康は3年ほどマジで信長を恨み、ずっと打倒の機会をうかがっていたという話になっており、さすがにこれはどうなんだ? と思って先週もコラムで愚痴った次第である。
自分の妻子の背信を同盟相手の信長が咎めただけであって、その逆恨みで信長を殺そうとするなんて筋が通ってない。まあこの大河、筋が通ってないシナリオってこれまでにも結構あったけど。(文:松本ミゾレ)
2話前に「わしは信長を殺す」と言っていた家康はどこに……
The post 「本能寺の変」ですら面白くならない『どうする家康』にガッカリ first appeared on キャリコ
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