開発の品質管理に取り組む06.「標準化・共用化・流用化」

開発という職種に携わる人たちには，創造性という能力がつねに要求されている．世の中ではじめての技術，他社を大きくリードする技術を目指して，設計者は刻苦勉励しているが，このことが逆に開発管理をきわめてむずかしいものとしているともいえる．ともすれば，設計者の陥りやすい傾向として「少しでも他人と違ったことをやりたい」という，いささか個人趣味的な，エゴイスティックな要求が心のなかにもちあがってくることが多い．このような設計者は，標準化するとか，他の製品や設計との共用を図るとか，あるいは既存の設計を流用するということに抵抗したり，遠ざける方向にいく．開発管理が甘くなればなるほど，この傾向は激しくなってくる．開発管理者の責務として，「標準化，共用化，流用化」の意味を正しく理解したうえで，それを開発者全員に徹底しておかねばならない．ある有名な複写機のメーカーでは，環境施策のひとつとして，リユース・リサイクルを徹底して進めている．続きをみる
Source: Note 起業ニュース

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