顧客での品質クレームは,往々にして販売や工場の担当者ベースで処理されていて,トップまで逐一情報が上がらないことがある.このような状況では,先に述べた理由から,企業にとってもっとも危険な水域にあるとの認識が必要である.とかく悪い情報は報告されにくいことは万人が認めるところである.組織が肥大化すればするほど,その傾向は強い.生産や販売において,トップの現場主義が強調される理由のひとつはここにある.重要な品質クレームの対応策として,正確な情報が寸刻を争ってトップまで報告されるように,特別なレポートの仕組み構築が不可欠である.オムロンでは,こうした理由から「重大クレーム報告制度」を経営会議にて決定し,実施している.続きをみる
Source: Note 起業ニュース
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