メタ(Meta)は7月第2週、Twitterに対抗する新SNS「Threads(スレッズ)」のサービス提供を開始した。Twitterをめぐっては、先日イーロン・マスクCEOが発表したツイート閲覧制限が混乱を招き、広告主のリーチ拡大を阻むとして批判が起きている。そうしたなかThreadsが登場し、ユーザーとマーケターの双方にとって避難所的存在となるプラットフォームの候補として浮上した。
以下、Threadsの概要と、ソーシャルメディア業界などへの影響の見通しについて紹介する。
Threadsとは何か?
Threadsは、リアルタイムでテキストメッセージを共有できるシンプルな会話アプリで、 機能面でよく似たTwitterとしばしば比較される。「いいね」「返信」「写真・動画などの投稿共有」「直接メッセージ送信」を通じてユーザー同士が繋がれる点では同じだが、ひとつ大きな違いは、Threadsがメタ傘下のエコシステム内で運営されている点だ。
そのため、インスタグラムと共通のユーザー名を使ってアカウント情報を引き継げる機能を備え、20億人にのぼるインスタグラムユーザーがTwitterからThreadsに乗り換えやすい仕組みになっている。
メディアエージェンシーであるハッチグループ(Hatch Group)のソーシャル部門を率いるジャック・ムーア氏は、メタの戦略を
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