百貨店にとって、厳しい時期が続いている。
百貨店は家具、電子機器、ゲーム、玩具など、自由裁量とみなされている多くのカテゴリーを販売しているが、消費者が食料品や移動など必需品にお金を回すようになったため、何カ月にもわたって厳しい状況に陥っている。
政府のデータによると、米国における百貨店の調整後売上額は、2月は117億2300万ドル(約1兆6300億円)、3月は115億2900万ドル(約1兆6000億円)、そして4月には113億9800万ドル(約1兆5800億円)へと減少した。百貨店事業の大きな部分を占めるアパレルも打撃を受け、衣料店の売上は3月から4月にかけて下落した。
現在、ノードストローム(Nordstrom)、メイシーズ(Macy’s)、コールズ(Kohl’s)などの店舗は、買い物客が予算を厳しく絞るなかで、事業のどの部分を強調すべきかについて工夫を迫られている。これら3社はすべて、5月下旬から6月初旬にかけて、第1四半期の財務結果を報告しており、いずれも別々の課題に直面している。たとえばコールズはリーダーシップの入れ替えの最中で、ノードストロームはカナダでの事業を縮小しつつある。しかし3社とも、顧客を呼び戻すための方法を重視している。たとえばそれは、価値への注力、プロモーションの強化、小売店とのパートナーシップ締結などである。
各社の取り組みと収益の状況を解
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