変化を乗りこなす意思決定プロセス「OODA」を知っているか。
変化が激しく、価値観の多様化が急速に進む世の中で、「チームづくりがうまくいかない」「時代の変化スピードに対応するのが大変」といった課題を抱える組織も少なくありません。
そのようなビジネス課題を解決に導く可能性を秘めているのが、「OODA」(ウーダ)という概念。観察(Observe)、判断(Orient)、決定(Decide)、行動(Act)の頭文字を取った言葉で、欧米の経営やマーケティングでは従来のPDCAだけでなく、OODAが必要不可欠な意思決定プロセスとして認知されています。
OODAとは何なのか?PDCAとの違いは?OODAを実践する方法とは?
「OODA式リーダーシップ 世界が認めた最強ドクトリン」(秀和システム)を著書に持つ電通の事業開発プロデューサー、アーロン・ズー氏が解説します。
なぜ、日本にはリーダーシップ教育が不足しているのか?
電通のアーロン・ズーです。OODAの話をする前に、「リーダーシップ」についてお話しさせてください。
私は大学までロサンゼルス、東京、上海を転々としてきたのですが、リーダーシップという概念をちゃんと習ったのはROTC(アメリカ空軍予備役将校訓練部隊)に入ってからでした。もちろん、日本の学校にも「リーダー」という役割はありましたが、リーダーシップという概念を基礎から学んだ人は、あまりいないのでは
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