自社の製品やサービスの価格設定について考える時、単純に「いくらにするか」が議論の中心になることが多い。だが実際の価格は、コストや顧客の需要、他の選択肢との相対価値に大きく左右されるものだ。特に記録的なインフレや景気後退への懸念により、消費者が支出に慎重になっている現在、企業には価格設定の枠組みそのものを見直すことが求められている。新しい価格体系を提示することは、単なる価格調整よりも魅力的な選択肢になりうる。本稿では、企業が検討する可能性がある多様な価格設定モデルを、それぞれの達成目標に基づいて5つのカテゴリーに分類したうえで概説し、実際に適切なモデルを特定して、それらを実装するための指針を提示する。
Source: ハーバード
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