1980年代は夢のような時代だった。順調に株価が上昇して日本全土に株神話と土地神話が語られていた。ゼネコンに勤務する人たちは年間365日のうち300回ゴルフをしていた。海外に出張をするサラリーマンは日本航空や全日空のフライトアテンダントにいった。なんでもいいから一番いいワインを持ってきてほしい。それを飲みたい。1987年の10月にブラックマンデーが起きた。わたしはスイス銀行グループの証券部門にいた。株式のトレーダーたちの顔色を見ただけでなにが起きたのかすぐにわかった。そしてオフィスにいくたびにひとりふたりと銀行を後にしていた。わたしにも厳しい波が来ることはわかった。投資家が日本の株式市場から引き揚げていく。3万8千円というとてつもない高値をつけていた日経平均株価は暴落した。続きをみる
Source: Note 起業ニュース
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