限りあるリソースを割いてまで、車中受け取りをサービスを提供するメリットはあるのでしょうか? 店舗内で買い物する人が戻りつつある昨今、有識者は中止を視野にいれるべきだと指摘しています
カーブサイドピックアップ(車中受け取り)は顧客にとって便利なサービスですが、米国のデータ分析企業Forrester Research(フォレスターリサーチ)の識者は「顧客体験価値の高いカーブサイドピックアップの提供が難しい場合は、サービス提供を中止した方が得策だ」と指摘します。
サービスの質が十分でない車中受け取りはやめるべき?
Forrester Researchのプリンシパル・アナリストであるエミリー・ファイファー氏は「顧客にとって満足度の高いカーブサイドピックアップサービスを提供することに苦労している小売事業者は、そのサービス提供をやめるべきだ」と話します。
カーブサイドピックアップの提供でカスタマーエクスペリエンスが悪化してしまうのであれば、やる意味はありません。店舗内で質の高いカスタマーエクスペリエンスを提供するためのリソースを、わざわざカーブサイドピックアップに割く価値はないのです。(ファイファー氏)
米国の百貨店Kohl's(コールズ)は、カーブサイドピックアップを廃止しました。同様に、多くの小売事業者が中止を検討しています。
コロナ禍では店舗で買い物をする消費者が減少
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